市立日野南小学校(竹内裕子校長/児童数438人)で11月29日、同校の創立40周年を祝う記念式典が開催された。栄区との区境に位置する同校には現在も港南区と栄区の児童がほぼ半数ずつ在籍しており、当日は全校児童のほか、保護者や地域住民なども区をまたいで出席した。
同校は1975年4月に近隣の日野小学校から分かれる形で開校。当初は5年生以下12クラス386人でのスタートとなった。その後、79年には児童数が1399人とピークを迎えたが、80年に小山台小学校(栄区)ができたことで児童数は分散した。これまでに3611人が同校を卒業している。
「大空の心で」
式典ではまず、竹内校長があいさつ。同校の特長として、「富士山がきれいに見えること。そして、大空のような心をもって自分を創ることのできる子どもたちがたくさんいること」と話し、「『みんなでがんばる』という気持ちで、日野南の良いところを残してほしい」と呼びかけた。
またこの日は、40周年を記念した学年ごとの発表会も。1年生は学校内の植物についての説明を行い、2年生は学校周辺の「素敵なところ」などを発表。3年生は40年前から現在までの学校の様子を振り返り、給食の移り変わりや土曜授業があったことなどを紹介した。4年生は40周年での取り組みをまとめ、5年生は校章の由来をクイズ形式で。最後に6年生は「日野南ニュース」として、学校屋上や給食室に中継をつなぐという寸劇と歌で盛り上げ、学校の節目を祝った。
青パトで見守り
日野南地区では、10年ほど前から住民による防犯パトロールが行われている。現在約200人が登録しており、毎晩6チームほどに分かれて地域の見回りをしているという。
メンバーの1人、小林三郎さん(80)=写真下=は「青パト」で地域を回っており、6年ほど前からは同小の登校時間に合わせ、校歌を流しながら巡回しているという。「自分の子どもは4人とも日野南小。当時は何も学校に協力できなかったので、恩返しという思いも」と小林さん。青パトは自家用車で、巡回時に機材を取り付けているという。
竹内校長は「子どもたちで知らない人はいないほど。登校の安全を見守ってもらい、心強い」と話していた。
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