笹下にある真宗高田派・成就院(花園親弘住職)で12月13日に報恩講の法要が行われ、完成したばかりの新しい本堂(=写真上)を檀家や地域住民ら約120人に初めて「お披露目」する機会となった。
現在の場所に古くからある同寺の以前の本堂は、130年ほど前に建てられたもの。関東大震災、東日本大震災という2度の大きな震災を受け、耐震性に不安のある状態となっていた。改宗800年という節目が重なったこともあり、2013年12月に取り壊し、約1年かけて本堂が完成した。新本堂は国宝にもなっている西明寺(滋賀県)を参考に作られたという。
この日は本堂について、花園住職や設計、施工を担当した各社の担当者から、柱の木材や細工などの詳細な解説も行われた(=写真下)。花園住職は「木造は難しいとも言われていたが、皆様のおかげで立派な本堂が出来上がった」と感謝を表していた。
同寺の総代、市村勝治郎さん(83)は「震災以後、建物が心配だったが、立派なものができてうれしい。大事にしていきたい」と喜びを語っていた。
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