港南区内で9館目となる地域ケアプラザが日限山地域に設置されることが決まり、2016年度の開所を目指して準備が進められている。地域ケアプラザは横浜市の条例に基づき市内各地に設置されており、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、「地域の福祉・保健活動を振興し、福祉・保健サービスを身近な場所で総合的に提供する」ことを目的とした施設だ。
横浜市は中学校区ごとに1館の地域ケアプラザ設置を目指しており、港南区では日限山中学校区と丸山台中学校区のエリアが未設置となっている。日限山地域ケアプラザは日限山自治会館(日限山1丁目)と隣接する形で設置される予定で、地上2階建、延床面積は約730平方メートルと設計されている。
ひぎり連合自治会の森田嘉久会長は「10年来の悲願と言っていい。地域で100%フル活用したい」と喜びを語る。一方で、「そのためには、地域における福祉活動のあり方も見直す必要がある」と話しており、既に地区社会福祉協議会のメンバーを中心とした勉強会を定期的に行っており、施設を有効活用するための話し合いの場を設けている。
「一刻も早く」
日限山地域ケアプラザは、12年度の基本設計、13年度の実施設計に基づき14年度に着工予定だったが、昨年11月に実施された入札が不調に終わったため、再調整となった。これを受け、施設の供用開始も当初16年1月を予定していたが、4月以降へと遅れる見込みとなっている。
森田会長は「仕様の調整で済むのであれば大きな遅れにはならないと思うが、地域住民も楽しみにしている施設なので一刻も早く完成に向かってほしい」と期待を込めていた。
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