黄金苑自治会(藤田誠治会長)は12月13日、芹が谷1丁目の住宅地内でスタンドパイプ式初期消火器具を使った防災訓練を実施した。
同消火器具はマンホール内の消火栓に取り付け、放水できるようにするもの。軽量・可搬式で、一定の訓練で住民でも使えることから初期消火に威力を発揮するとされる。特に港南区のように幅員が狭い道路や坂・階段が多い地域では、消防隊の到着が遅れることが予想されるほか、震災時には消防隊自体が来ることができない可能性もあるため、減災の意味で効果的だと考えられている。
訓練は消防署や消防団などと連携して実施。同消火器具の使い勝手を住民に体験してもらうことが目的で、参加者約70人は設置から放水まで説明を聞きながら一通り体験した。
訓練を主導した同自治会の防災部長で、港南火災予防協会会長の大平力蔵さんは「この消火器具があれば防災面の強化ができる。市の補助金もあるので、各自治会町内会で整備するべき。自分たちのまちは自分たちで守ることが大切」と話したほか、藤田会長も同消火器具を体験し、「導入を前向きに考えたい」と感想を話していた。
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