協働による地域づくりを進めようと、地域活動関係者と港南区役所職員が一緒に学び合っている「学び舎ひまわり」の2014年度卒業式が2月8日、港南公会堂で行われた=写真。
学び舎ひまわりは、港南区連合町内会長連絡協議会(区連会)と港南区役所、NPO法人市民セクターよこはまの三者で運営するもの。今年度が2期目で、自治会町内会など地域活動者23人、地域ケアプラザ・包括支援センター関係者3人、区職員10人の計36人が受講した。
昨年9月の開講以来、地域のマップづくりやまち歩き、日野第一ふれあいフェスタや各地域の活動事例を視察したほか、自らの地域で実行したい「マイプラン」づくりに取り組んできた。
卒業式では卒業発表として8人の受講生がマイプランを発表。上大岡地区の金子惠美子さんは「安全安心、弱者にやさしいまちづくり」をテーマに、安否確認カードの配布による減災への取組や共働きの母親のための病児保育の拡充、坂が多い地域におけるコミュニティバスの運行などのアイデアを出した。また、区職員の堀雅史さんは区民意識調査の結果から、一緒に活動する仲間ができることや自分の興味・関心のある活動ならば地域活動に参加する若い世代が増えるのではないかと考え、人が集まって交流する「カタリバinこうなん」を提案していた。
マイプラン発表後は校長として活動を見守ってきた区連会の藤田誠治会長が修了証を手渡した。藤田会長は「協働による地域づくりをより一層推進していくための礎(いしずえ)となった」と評価したほか、「仲良く、楽しく、無理せず、ながーく活動をすることが大切」と今後の活動にエールを送った。
最後に卒業生代表として壇上に上がった上大岡地区の島みよ子さんは「この半年間で学んだ知識や知恵を生かし、次世代にバトンタッチできるよう努めていく」とあいさつしていた。
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