神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2015年3月5日 エリアトップへ

港南台南公園野球場管理運営委員会の事務局長として野球場改良工事に尽力した 青木 茂さん 日限山在住 74歳

公開:2015年3月5日

  • LINE
  • hatena

「勝ち」より価値あるものを

 ○…港南台地域の開発と同時期の1978年に建設された「港南台南公園野球場」の改良工事を行政に提案したのは2012年。野球場管理運営委員会の事務局長を任されてすぐのころだった。「願っていた通りの球場に仕上がった」。新設された高さ約7mの防球ネットの鮮やかなグリーンが目を引くが、グラウンドは凹凸や土にまでこだわり改善されている。「『けがをしない野球場』というのがコンセプトの1つ。スライディングも思い切りできるよ」

 ○…事務局長に就任してすぐ、より利用しやすいようにと、利用団体を登録制にし、各団体に野球場の維持管理も負担してもらう仕組みを整えた。各団体は費用面だけでなく、清掃なども分担しており、現在シニア13チーム、小学生27チームなどが登録。野球場の利用率は現在、85%を超えるといい、「市内でもこれだけの利用率はなかなかない。地域に愛されている野球場だからこそ、工事も受理してもらえたんだと思う」。

 ○…静岡県三島市出身。国鉄勤めで、国鉄スワローズ(当時)の大ファンだったという父の影響で自身も野球に惹かれ、当時は静岡県内で年1回開催される読売ジャイアンツの試合を観に行くのが楽しみだった。「9回裏ツーアウトで、川上(哲治)が敬遠の球をサヨナラヒットにしたんだ」と鮮明によみがえる。神社の境内では、竹垣の竹をバットにし、履き古した足袋を縫い合わせて母が作ってくれたボールを使い、「鳥居を越えたらホームラン」と無邪気に白球を追った。

 ○…「グラウンドがないと、野球はできないから」と野球場管理に力を注ぐ一方、横浜港南シニア軟式野球連合会(YKS)の理事長兼事務局長として、大会運営にも奔走する。選手や監督からは引退したものの、これまで会社や地域などでチームを作り、様々な仲間と野球に親しんできた。「勝負なんて時の運。それよりも、1人ではできない『野球』を皆で楽しまないと」
 

港南区・栄区版の人物風土記最新6

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

泉 秀明さん

設立50年を迎えた野庭団地第一自治会の会長を務める

泉 秀明さん

野庭町在住 68歳

3月7日

櫻井 富雄さん

170年を迎えた建物修繕、建築工事等を手掛ける(株)櫻井の代表取締役を務める

櫻井 富雄さん

港南台在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

小室 俊博さん

港南区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める

小室 俊博さん

港南区日野在住 67歳

2月15日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook