日野公園墓地(日野中央)の整備等に共同で取り組む石材会社10社からなる日野石材工業協同組合(鳥居秀行理事長)がこのほど、1965年の創立から50周年を迎えた。2月12日には、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで記念式典を開催し、県内の石材業関係者や近隣寺院の住職など約90人が参加した。
あいさつに立った鳥居理事長(71)は、「先輩たちや関係者の人たちのおかげで、今日まで組合として迷わず進むことができた」と感謝を述べた。
「華美にせず地道に」
鳥居理事長が代表取締役を務める(株)鳥居石材店は、先代の彦一さんが創業し、組合ができたのもそのころ。自身も石材職人だが、「組合は元々、職人集団だった。互いに技術面で尊敬し合える部分があったからうまくやれたのかな」と語る。
同組合では他の組合員各社でも同様に、2代目、3代目に引き継がれており、「組合で何かを決める際には、先代からの意向が強く反映される。『華美にせず、地道に』という不文律がある」と明かす。「組合員全員で吟味するという方法を取ってきたが、これまで大失敗というのはない。その実績が相互の信頼にも繋がっている」と語る。
一方で、次世代には「『正直な仕事』をしてほしい」との思いも。「基本を大事に、ごまかしや嘘のない仕事を。石は末代まで残るものだから、なおさら恥ずかしくないものを」と期待を込めて話した。
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