神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2015年9月17日 エリアトップへ

老人福祉センター「横浜市蓬莱荘(ほうらいそう)」の所長を務める 角田(つのだ) 博史さん 戸塚区在住 65歳

公開:2015年9月17日

  • LINE
  • hatena

笑顔生む「おもてなし」を

 ○…「ここに来るまではどんな施設なのか知らなかった」と正直に明かす。所長として3年目を迎える老人福祉センター「横浜市蓬莱荘」は、60歳以上を利用対象とする娯楽・健康づくりを目的とした施設で、館内には囲碁や将棋を楽しむ人たちのほか、大浴場で汗を流す人など1日に400人近くが足を運ぶ。利用料は原則無料で、「こんな所があるなら、もっと早く知りたかったという来館者の声も多い」と胸を張る。

 ○…その名称から、老人ホームやデイサービスなどの介護施設と誤解されることは少なくない。そのため認知度向上を課題に挙げるが、リピーターの重要性も強調する。「『今日も楽しかったよ』と笑顔で帰ってもらうことが喜び。また来てもらうためにも、サービスの充実が欠かせない」。来館者の目を季節ごとに楽しませようと、中庭では様々な花を育てており、「仲間づくりも含めて、あそこに行けば何か楽しいことがある、という場所にできたら」。手作りのおもてなしに、1つひとつまごころを込める。

 ○…東京都目黒区に生まれ、小学5年生で港北区日吉に。横浜市の職員として様々な部署を経験したが、水道局での勤務が1つの転機に。同局は税金ではなく水道料金によってまかなわれる独立採算のため、「役所だけど『お客様』という意識が強く、言葉遣いも含めて『サービス』について学ぶことが多かった」。福祉の部署経験はなかったものの、そのサービス精神は今の仕事に生きている。

 ○…休日には妻と2人でテニスやゴルフで汗を流すほか、自宅と同じ敷地内に長男一家も暮らしており、3歳の孫娘とのふれあいが大きな楽しみ。「独り暮らしの人の話を聞くと、毎日会えるというのは贅沢なことだと思う」。施設でも幼稚園の園児を招いて、イベントを行うことも。「子どもたちは天使のよう。見ているだけで幸せな気持ちになる」。優しい時間に自然と笑みがこぼれる。

港南区・栄区版の人物風土記最新6

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

泉 秀明さん

設立50年を迎えた野庭団地第一自治会の会長を務める

泉 秀明さん

野庭町在住 68歳

3月7日

櫻井 富雄さん

170年を迎えた建物修繕、建築工事等を手掛ける(株)櫻井の代表取締役を務める

櫻井 富雄さん

港南台在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

小室 俊博さん

港南区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める

小室 俊博さん

港南区日野在住 67歳

2月15日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook