「Flower studio BONHEUR(ボヌール)」(上大岡西2の10の21)の店頭には色とりどりの花が並ぶ。だが取り扱っているのは実は生花ではなく、「アーティフィシャルフラワー」という造花。『暮らしの中に花を』というコンセプトで、造花の仕入販売や、アレンジした作品の販売も行っている。
同店を経営する桜井ひろみさんは、「生花は匂いも楽しめるし、もちろん好きです」と話す。「造花なんて、という人もいるかもしれないけど、世話の負担がなく衛生的で病室などにも置ける。広く色々な人に花を楽しんでもらいたいんです」
女性起業支援を活用
小さいころから花屋になることが夢だったという桜井さん。20代のころから「1つひとつ自分で工夫しながら、自分のお店を作っていきたい」と思い描いていた。その後、外資系企業などで人事や経理の仕事を経たことも自信になり、30代後半で起業を決意。そのころ、横浜市が女性起業家支援の一環として取り組む「クレアズマーケット」を知ったため、同事業の1期生として申し込んだ。
同事業では経営コンサルティングなどのサポートを受けながら、戸塚駅構内で試験的に店舗運営をしていくというもので、「相談はできても、実際に決断するのは自分」と改めて厳しさも痛感。昨年10月から今年の3月末まで店舗で経験を積み重ね、7月に上大岡での本格出店に至った。
「ここに来れば大丈夫、というお店にしたい」と品質や品揃えにこだわるが、買い物だけでなく「公園の様に花を楽しみに来てもらい、気分をリセットしてもらえたら」。夢はまだ、始まったばかり。(問)・同店【電話】045・410・6336
|
|
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|