日本共産党 横浜市会議員 みわ智恵美 市政報告 小児医療費の無料化拡大を
市会第3回定例会で9月11日、一般質問に立ち、市内・区内の重要課題について質問しました。
小6・中3まで引き上げ必要
横浜市と同じ政令指定都市の相模原市で今年4月から、子どもの医療費助成の対象が小学6年まで引き上げられました。これにより、県内の半数近い自治体で小6までの医療費が無料になり、また厚木市や大和市などは中学3年までを対象としています。
横浜市では10月1日から助成対象が小学1年から小学3年に引き上げられたものの、県内では最低水準にとどまっています。所得制限なく小学6年まで助成するためには、41億4000万円、中学3年までなら61億円が必要とのことですが、市の一般会計が1・5兆円であることからすれば難しいことではないはずです。
この点について林市長は、助成の拡大には多額な予算を継続的に必要とするため、実施時期や内容を慎重に検討したいとしていましたが、未来を担う子どもたちのため、子育てのしやすい環境を整えることは最優先すべき課題の一つではないでしょうか。
上大岡駅を真のバリアフリーに
上大岡駅の1日の乗降客数は、京急で14万人以上、市営地下鉄で7万人以上にも上り、バスターミナルは横浜南部エリアで最大規模の利用数となっています。
しかし、地下鉄から京急への乗り継ぎは階段とエスカレーターが主で、車いすやベビーカー、杖を使う人などにとっては不便な状態となっています。エレベーターを利用するには、改札とは反対方向に進むなど約200mもの距離を遠回りしなければならないため、時間帯や雨などで通路が混雑する場合には非常に厳しい状況となります。
交通局長もエレベーター増設の必要性については認識していると答えましたが、誰もが利用しやすい「真のバリアフリー」の早期実現が求められています。
上郷猿田地区の保存を
港南区に隣接する栄区・上郷猿田地区にはオオタカやホトケドジョウといった絶滅危惧種の生存を支える緑地が残されています。6月に市は、東急建設の開発に向けた都市計画提案を容認する方向を示しました。
林市長は、提案は国の方針に合致するとしていますが、人口減少を見据えると今ある貴重な緑を破壊してまで大規模な開発をする必要はないと考えます。
また、開発で全面破壊が予想される西側には、7世紀から平安時代にかけて鉄生産を担っていた県内唯一の古代製鉄遺跡(上郷深田遺跡)があります。関東地方の歴史解明のためにも、貴重な遺産を守るべきではないでしょうか。
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