丸山台いちょう坂商店会の「ハロウィン」イベントを実行委員長として初開催する 加賀屋 寿文さん 野庭町在住 34歳
「ベッドタウン」以上の街に
○…丸山台いちょう坂商店会は、3月の歩行者天国イベントに続き初開催の「ハロウィン」イベントを目前に控える。自身は5年前、上永谷駅近くに炭火居酒屋「トリゴコロ」を開業したが、商店会には「面白そうなことをやっている」とホコテンを機に加盟した。定例の会議にはほぼ出席し、今回推薦を受けて実行委員長に。「後から加わったので、(自分で)いいのかなという戸惑いはあった。その反面、正直うれしさもある」
○…若手不足に悩む商店会も少なくない中、丸山台は会長をはじめ30代40代の商店主が積極的で、「何でもやってみよう、という勢いがある。発想も自由に広がり、モチベーションにもなる」。4年前には近隣の飲食店に呼びかけ、上永谷で男女総勢200人規模の街コンを自ら企画したことも。「ベッドタウンとして多くの人が住む街。『寝に帰る』だけでなく、もっと20代30代にも楽しみのある街にしていければ」。ハロウィンもその1つだが、「今後は駅前ビアガーデンなんかもやってみたい」と意欲を語る。
○…秋田市出身。親戚が小料理屋を営み、「お客さんと一緒に楽しんでいるだけに見えるのに、お金も稼げているのが不思議だった」と、経営者への憧れを持った。一度は秋田で会社員としての道を歩んだが、長期出張の東京で「面白い店がこんなにたくさんあるなんて」と衝撃を受けた。自分だったらこんな店を、とアイデアを練り出すと止まらなくなり、27歳で上京。6店舗の飲食店勤務を経て独立を果たした。上永谷を選んだ理由の1つは「田舎者なので、都内よりも『あったかい街』がよかったから」。
○…仕事は朝の8時から深夜2時を回ることもあり、収入も不安定だが、「会社員時代より『やりがい』はある」。とはいえ週1日の休みには、漫画喫茶での気分転換が欠かせない。「街に出かけると、すぐ仕事のことを考えちゃうので」。頭の中は店や街への思いとアイデアにあふれている。
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