港南台病院などで10月17日、大規模災害時のトリアージやそれに伴う搬送などの流れを確認する訓練が行われた。港南区内で初となる「災害医療合同訓練」として行われたもので、当日は港南区医師会・薬剤師会、区役所だけでなく、済生会横浜市南部病院も訓練に参加して、連携・搬送の確認などがされた＝写真。
同病院は「災害時救急病院」に指定されており、災害時には中等症の患者（生命の危険はないが入院を要する人）の受け入れが予定されている。この日の訓練でも、病院入口付近でトリアージを実施。自力歩行の可否を基準に、歩けない患者は院内へ搬送し、歩ける患者は同院の入口付近に設置された医療救護隊活動場所で、医師会医師やボランティアの看護師から手当てを受けた。
「助けられる命を」
さらに生命の危険がある重症度の高い患者は、実際の場合に即して「災害拠点病院」の指定を受けている南部病院までの搬送も実施。
港南台病院の神谷（かみや）周良（くによし）院長は「災害時における病院の責任・役割は非常に大きく、助けられる命を１つでも多く助けなければならない。住民と一致協力して備えなければ」と話した。
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