神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2015年12月10日 エリアトップへ

観光都市・横浜とムスリム(上) 遠い国の身近な問題

スポーツ

公開:2015年12月10日

  • LINE
  • hatena

 近年訪日外国人の数が急増している。生活習慣や宗教の違いから日本での生活や滞在に戸惑う人は少なくない。イスラム教徒「ムスリム」もその中の一つ。

 横浜市でも、ムスリムが多く暮らすマレーシアからの観光客はこの5年間で倍以上の7000人超に。2020年の東京五輪に向け横浜を訪れる外国人の数はますます増えると市は見込んでいる。

食事の文化

 ムスリムが日本に滞在する中で、重要になってくるのは、大きくわけて2つ、食事と礼拝だ。

 イスラム法に基づいた合法(=ハラール)な食材や調理法による食事が義務付けられている場合があり、一般の飲食店では食事ができないケースも。そのため横浜市の文化観光局では市内在住のムスリムと共に旅行者向けにWEBとSNSを活用し、横浜でムスリムが食事できるレストランなど、横浜の魅力と合わせて実用的な情報を発信する環境整備を行っている。

礼拝

 1日に5回行う礼拝では、メッカに向かって祈るための場所の確保が必要だ。同局は日本に不慣れなムスリム旅行者のために、礼拝時に使う「マット」とメッカの方角を示すために必要な「コンパス」を貸し出し、現在観光施設や宿泊施設など20施設に設置している。担当者は「設置に関しての問い合わせなどもあり、活用されていると感じる」と話す。

 「現在日本に住むムスリム約13万人のうち、その1割が日本人。また、日本には大小合わせて約70〜80のムスリムに関連した団体がある」と話すのは1952年に日本で初めてできたとされる、宗教法人日本ムスリム協会理事の新井卓夫さん。日本在住のムスリムの数は年々増え続けているという。

 ムスリムが来日、滞在する機会も増えてきており、設備などが整う中、「日本人は宗教に関して寛容的であり、ムスリムを取り巻く環境がだんだんとよくなってきている」と新井さん。しかし日本で長年生活を送る中で新たな問題も発生してきている。その問題を(中)で追う。    ――続く

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

港南区・栄区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

金沢と栄は50年後に半減

横浜市人口推計

金沢と栄は50年後に半減

市内南部で減少顕著

4月25日

総会で設立15周年祝う

神大港南区宮陵会

総会で設立15周年祝う

4月25日

7階で『あぶない刑事展』

京急百貨店 26日から

7階で『あぶない刑事展』

4月25日

今は無き1号店は上大岡

デニーズが開業半世紀

今は無き1号店は上大岡

4月25日

港南文化会館が20周年

港南文化会館が20周年

記念行事に200人

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook