重粒子線治療施設いよいよスタート 最先端のがん治療 神奈川で 自民党 県議会議員 桐生ひであき
県立がんセンター(旭区)に、最先端のがん治療ができる重粒子線治療施設「i(アイ)-ROCK(ロック)」が完成し、12月5日に開棟式典が行われました=写真。がんセンター併設型施設としては世界で初めて。がんに対して複数の治療法を組み合わせ、より質の高い医療を提供できるようになりました。
重粒子線は、がんの殺傷力に優れた放射線の一種ですが、従来の放射線治療に比べ、がん病巣だけを正確に照射することが可能です。そのため、副作用が極めて少なく、治療期間の短縮化などのメリットがあり、今まで手術がしづらかった部位など、がん治療の幅が大きく広がりました。
治療費を補助
今年度中は認可申請のため臨床を重ねなければなりませんが、来年4月以降は外来治療が始まる予定です。
一方、がん1部位に対して350万円という高額な治療費が課題です。まずは治療費の1割(35万円)補助について議論し、12月補正予算案に組み込んでいます。また、金融機関から融資を受けた際の利子についても補助をする見込みです。
現在、重粒子線治療は混合診療が認められる先進医療Aに位置付けられていますが、その継続をすが義偉官房長官、塩崎恭久厚生労働大臣に要望するなど、国への働きかけもしています。
がん議連会長として
私は超党派の県議77人で構成する「がん撲滅議連」の会長として、県民の命を守る施策を進めています。
i-ROCKの完成は長年の悲願であり、喜ばしいものですが、がん対策の基本は定期検診による早期発見、早期治療です。今後も総合的ながん対策に力を尽くしていきます。
桐生秀昭
港南区港南中央1-5-202
TEL:045-849-2447
FAX:045-849-2554
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