薩摩琵琶の弾き語りを各地で披露している芹が谷在住の田中井琇水(しゅうすい)さん=人物風土記で紹介=が地元小学校で音楽の特別授業を行った。毎年6年生を対象に開催しているもので、田中井さんは2月22日に芹が谷小学校を訪れ、25日には芹が谷南小学校を訪れて力強い音色を響かせた。
25日の芹南小では2クラス約70人の児童が参加。田中井さんはまずおとぎ話の「文福茶釜」を披露。児童は歌声に合わせて詩を目で追いながら、琵琶の音色に耳を澄ましていた。
また2曲目には平家物語の「扇の的」の弾き語りも。田中井さんは主人公の那須与一について、矢を外せば切腹しなければならない状況だったと解説し、「今の平和な時代には分からないかもしれないけれど、日本にもそういう時代があったんだよ」と語りかけてから演奏を始めた。
子どもたちは「初めて聴いたけど、昔から日本にあるからなのか、音が心地よかった」と音色について感想を話し、琵琶の演奏体験をした子どもたちは「思ったより重かったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。
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