市会議員 たのい一雄 市政報告 防災への意識、もう一度 東日本大震災から5年
東日本大震災の発生から5年の月日が経ちました。改めて防災への意識を高める必要性を感じています。
私は被災地への視察や復興支援に取り組んできました。気仙沼市大島では、1934年に建立されたという、過去の震災と津波の被害を記した石碑「長崎碑」を視察しました。残念ながら31人の島民の命が奪われてしまいましたが、先人たちが後世の島民に注意を促そうとしていたのです。こうした先人たちの精神を受け継ぎ、震災の教訓を生かさなければなりません。
今年1月に区民意識調査の結果が発表されました。地震発生後に近隣住民が安否確認のために集まる「いっとき避難場所」や避難生活を送る「地域防災拠点」の認知が進んでいることがわかりました。一方、「食料や飲料水の準備」「携帯ラジオや医薬品の準備」「住宅用火災警報器の設置」といった災害への備えについては2年前の調査と比べて意識が低下しています。
また避難所で起こる事とその対応をゲーム感覚で疑似体験する訓練「避難所運営ゲーム(HUG)」が全国各地で行われていますが、港南区では普及しているとはいえないのが現状です。
自治会町内会の加入率が減少する中、地域の力を底上げすることが大切です。イザという時に役立つのは地域の絆です。こうした視点で安全安心のまちづくりを進め、そのための環境整備に取り組んでいきます。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
FAX:045-843-5024
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