永谷地区社会福祉協議会(若林諭会長=今号人物風土記で紹介)は、住民相互の助け合いを目的としたボランティアの交流拠点「永谷たすけあい広場」(芹が谷2の8の12)を本格的に稼働させ、19日に「はじまりの会」を開催した。
同地区ではこれまで9町内会がそれぞれ独自にボランティア活動に取り組んでいたが、相互の連携はほとんどなかったという。「植木の剪定が得意な人が隣町にいても、今まではその情報が伝わっていなかった」と若林会長。今後は拠点を中心に情報共有を図り、ボランティアの需給をより広い範囲で調整することで、各課題に柔軟に対応していくのがねらいだという。
はじまりの会には、港南区社会福祉協議会や近隣の地域ケアプラザ職員も出席し、広場のスペースを見学。あいさつに立った若林会長は、「広場はあくまでも『場』。これをどう生かすかが大事だが、焦らずちょっとずつ良いものにしていければ」と参加者に呼びかけた。
区社協の小清水経仁(けいじ)事務局長は、「ボランティアの調整は一般的には電話で行われていて、こうした拠点を設けているところは珍しい。ボランティアの周知やきっかけにもなるのでは」と期待を込めた。同所は当面の間、火曜から木曜の午前9時30分から午後4時までの開所となる。
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