子どもたちにも分かりやすくブラッシングを指導（上）個別に検診も
港南歯科医師会（加藤裕也会長）は２日、区役所４階の港南福祉保健センターで小学生以下を対象に無料の歯科検診などを行う「むし歯予防デー」を実施した。
毎年同会が「歯と口の健康週間」（４日から10日まで）に合わせて取り組んでいるもので、区内の０歳から９歳まで１３２人の子どもとその保護者が参加した。
例年実施している検診に加え、今年は歯磨きの方法を学ぶブラッシング教室も実施した。同会歯科医師の浅川仁さんは、「かつては来場者が多くて検診で手一杯だったが、近年は子どもの数も減ってきた。予防デーをより濃く充実したものにしようという声が出ていた」と経緯を話す。
教室では前歯や奥歯といった歯の種類ごとに磨き方を指導したほか、「生えたての歯はむし歯になりやすいので、大人が『仕上げ磨き』を」と呼びかけていた。
浅川さんは「昨年より来場が増えるなど、全体としてはよかった。新しいことに取り組んだことで、次の改善点も出てくるはず」と手応えを語った。
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