港南台第一中学校の野球部=写真=が先月28日、大和スタジアムで行われた「第43回神奈川県中学校春季軟式野球大会」の決勝戦で市立中山中学校(緑区)を3対2で下し、同部初の県大会優勝を手にした。
本音ぶつけチームに変化
一中にとって中山中は、市大会で昨秋(準決勝)、今春(決勝)と2度続けて敗戦した相手。それだけに高橋裕太監督(27)は「県大会は、勝ち上がってもう1度『中山と戦う』というところにもモチベーションがあった」と明かす。
一中について高橋監督は「少年野球の盛んな地域で技術的な基礎は備わっている子が多い。精神面で『負けない強さ』を持つことが課題だった」と振り返る。転機は春先のミーティング。選手それぞれがポジションごとの悩みなどを本音でぶつけ合ったという。「それが精神的な部分の成長にもつながったのでは」
決勝戦は、同日の準決勝で先発した3年生エース荒川駿介君に代わり、2年生右腕の浅野修寿君がマウンドに。「楽にいけと言われていたし、いつも以上に肩が軽くてリズムよく投げられた」と話すように、七回を完投して4安打2失点と大舞台で大役を果たした。
主将の大川裕太郎君(3年)は「スター選手がいるわけじゃないけど、皆がやるべきことをしっかりとやっている」と語る。
25日には全国大会出場を懸け、クラブチーム県予選1位の横須賀ファイターズと県代表の座を争う一戦に臨む。「県大会でもスタンドの応援は嬉しくて力になった。地元なので負けられない」と大川君。試合は午前9時から日野中央公園野球場で行われる。
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