上永谷中学校(北見俊則校長)で学校運営協議会が立ち上げられ、7月11日に第1回目が実施された。同協議会は文部科学省が推進する取り組みで、保護者と地域住民が学校運営に積極的に参画することで、地域とともにある学校づくりを目指すもの。
横浜市では2005年5月の東山田中学校(都筑区)を第1号に、今年4月1日時点で135校に設置している。港南区の中学校では港南中学校、南高校附属中学校に続き、上永谷中学校が3校目となる。
上永谷中学校では14年から設置を検討し準備を進めていた。北見校長は「教職員は異動し学校を変わるが、地域はずっとここにあるもの。思いを反映させていくべき」と思いを明かす。
当日は同協議会の委員から7人が出席し、市教委による委嘱状の交付と自己紹介が行われた。委員は各連合町内会長や主任児童員などの地域住民をはじめ、PTA会長ら保護者、大学院教授などの学識経験者、同校の北見校長など15人で構成。役員選出もあり、下永谷連合町内会の武田信雄会長が会長に選出された。武田会長は「皆で協力してやっていきたい」と抱負を話した。
北見校長は目指すべき生徒の姿として「高い自己肯定力と、明確な志を持って生きてほしい」と強調した。
また進めている新たな取り組みとして、生徒たちの自習を地域がサポートする「放課後学びの時間」や、教職員の多忙感を解消するために、今月から導入した定時退勤日「ノー部活デイ」なども紹介。委員からは生徒たちへの期待や教員への意見などが出ていた。
今後、同協議会は学校運営の基本方針を承認するほか、学校評価を行う。
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