最後まで諦めない精神力で念願の舞台へ――。南台小学校5年生で地元の剣道道場「斉信館剣友会」に通う久冨陽佳梨(ひかり)さんが、9日に広島市内で開かれる第34回全国道場少年剣道選手権大会に出場する。5月の県大会で準優勝し、小学生の大会として最高峰の舞台への出場を決めた。
「この大会に出場するために稽古を続けてきて結果を出せてよかった。大きい相手に備えた技を準備し、その技が決まって嬉しかった。大会に出るのが楽しみ」と久冨さん。
5月29日の第31回神奈川県道場少年剣道大会に出場し、6年生も多数いる中で見事に準優勝に輝き、全国大会への出場を決めた。区内で今年の全国大会に駒を進めたのは久冨さんだけという。
同道場の萩原純二郎監督よると、久冨さんの得意技は、相手を引き付けてからの面。ただ、ここまで結果を残せるようになったのは何よりも「最後の1秒まで諦めないという精神力の強さ」にある。久冨さんは兄の影響で小学1年生の時、道場に通い始めた。足が速く、運動神経もよく、めきめきと頭角を現したという。
「剣道の楽しいところはライバルも友達もできること」と久冨さん。全国大会でも気持ちを前面に一本を取りに行く。
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