神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2016年11月3日 エリアトップへ

横浜DeNAベイスターズ投手で25年間の現役生活を終えた 三浦 大輔さん 横浜市在住 42歳

公開:2016年11月3日

  • LINE
  • hatena

これからもずっと横浜

 ○…横浜一筋25年の選手生活にピリオドを打った。最終登板の前は「永遠番長」のポスターで横浜のまちは番長一色に。「本当にありがたかった。気合が入った」と最後のマウンドに立った心境を振り返る。チームは今季、初めてクライマックスシリーズに進出。巨人を破り、勝利の喜びも味わった。「独特の緊張感を経験できたことは財産。来年以降が楽しみ」と期待を語る。

 〇…1991年にドラフト6位で入団。当初は「何をやっても周りにかなわなかった」とプロのレベルの高さに驚いた。厳しい世界を勝ち抜くため、コーチに言われた「己を知れ」という言葉が胸に突き刺さる。「低く丁寧に投げるコントロールと球の切れ味で勝負する」。覚悟を決めて磨き続けた制球力を生命線に、「横浜のエースナンバーにしたい」と背番号18を付けて臨んだ98年は12勝を挙げ、チームの日本一に貢献した。

 〇…翌年以降、チームは優勝から遠ざかり、「苦しかった」と唇をかみしめる。それでも「マウンドに上がれば絶対に打たれたくない」という投手の本能は変わらなかった。ファンの声援を力に、エースとして通算172勝。2014年からは投手コーチを兼任し、若手育成も任された。「自分より年下の投手コーチ2人には気を遣わせてしまったと思う。『ありがとう』と伝えたい」と優しい表情で語る。

 〇…選手が小学校を訪れて児童に夢を語る「星に願いを」プロジェクトは自身の発案で05年に始まり、現在まで10年以上続く。「我々のメッセージが将来、何かの役に立ってくれたら」と願う。”番長の背中”を見て野球を始めた中学生の長男は、引退試合で始球式を務めた。「堂々と投げる姿が嬉しかった。プロ選手になってほしい気持ちもある」という親心も。今後は米、アマチュア野球などを見て指導者としての道を模索する。「他球団のユニフォームを着るつもりはない」。「永遠番長」の熱い横浜への思いはずっと変わらない。

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

港南区・栄区版の人物風土記最新6

加藤 正基さん

栄消防団長に就任した

加藤 正基さん

栄区長尾台町在住 64歳

4月25日

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook