京急百貨店が神奈川県立保健福祉大学の学生とコラボレーションを組んだ商品「はまぽーくとキャベツの甘辛ロール」が先月16日から22日にかけて、同店地下1階の食品売場で期間限定販売された。
商品化のきっかけは昨年6月に開催された横浜銀行主催の「地方創生『県産品お弁当コンテスト』」。同大の「食育サークルシーラボ☆Bチーム」(木村江里さん、滝野理紗さん、大塚桃姫(ももね)さん、西上奈織(なお)さん)の作品に、審査員として参加した同店が特別賞を授与した。
授賞作品の商品化を検討していた同店では、弁当の中から惣菜1品を選び、学生たちと商品化に向けて試作を開始。弁当は働く若い女性をターゲットにしたレシピだったが、今回の商品化にあたり、同店の惣菜売場を多く利用する60代前後の少人数世帯をターゲットにするため、アレンジと試作を重ねた。
3年生の木村さんは「県産品のはまぽーくを使用し、野菜も摂れて一品で満足感を得られる商品を目指した」とこだわりを話す。
19日と21日には学生自らが店頭に立ち、試食販売も実施。木村さんは「60代くらいのお客様から、『普段どのようなものを食べたら良いか考える参考にもなる』と言ってもらえた。管理栄養士を目指しているので、その人に合った食生活を考える上でも良い経験になった」と笑顔を見せた。
学生たちと打ち合わせを行った同店・食品MD統括部バイヤーの武石和馬さんは「売行きも良い。動きのある売場を目指しているので、学生たちが立つと新鮮になる」と話していた。
同店は「今後も、学生や地域と連携して取り組みを行いたい」としている。
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