子どもたちがオリンピックメダリストのすごさを間近で体験――。ロンドンオリンピック体操男子団体で銀メダルを獲得した田中和仁さんが先月31日、港南区の下永谷小学校(落合玲子校長)を訪れ、実技指導と講演会を行った。
同校の創立50周年記念事業の一環として、横浜市市民局のオリンピック・パラリンピック経験者派遣事業を活用し招いた。
田中さんは6年生の児童たちにハイタッチで迎えられると早速、マット運動を指導。「身体がかたいとケガもしやすい。成長期を前にしっかり柔らかくして」と呼びかけ、床にべたっと開脚前屈を披露すると、児童から「わぁすごい」と声があがった。田中さんが側転や倒立前転の手本を見せると、児童も続けて挑戦。田中さんが児童の身体を支え、熱心に指導した。実技指導後には保護者らも参加し、講演会が開かれ、田中さんは、夢を持って取り組むことの大切さを訴えた。
田中さんは「やりたいこと、楽しいことに取り組むのも大切だけど、競技スポーツの視点でみると、この年齢じゃないとできない基礎、土台を作っておくことも大切。子どもたちには焦らず頑張ってほしい」と話した。
落合校長は「子どもたちが本物を見ることで『やってみたい』『自分もなりたい』という気持ちになる。田中さんの動きに驚いた様子でいい体験になったと思う」と話した。
|
|
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|