神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2017年6月8日 エリアトップへ

新たな「振り込め」被害急増 港南・栄で34件7500万円

社会

公開:2017年6月8日

  • LINE
  • hatena

 振り込め詐欺の被害件数が今年に入り急増している。5月末までに港南区内は19件(前年同期比16件増)、栄区内は15件(同7件増)と前年よりも大きく増加。犯行グループからの電話が引き続き多数かけられており、阻止しにくい新たな手口も増加している。

 オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金詐欺など、さまざまな手口がある振り込め詐欺。県内では昨年1年間で1286件、40億8700万円と未だ多くの被害を出している。

 金融機関などの協力もあり、港南区内では昨年5月末時点での被害が3件約700万円だったが、同時期の今年は19件約5000万円にものぼる。栄区内もほぼ倍増の15件2500万円の被害となっている。

 被害が拡大している要因の1つが、「カード交付型」と呼ばれる新たな手口の増加だ。暗証番号とともにキャッシュカードやクレジットカードを犯人に渡してしまうというもので、ATMから容易に現金を引き出されてしまうという。

 これまで金融機関では被害の多い高齢者を中心に、窓口で多額の現金を引き出す場合や電話をしながらATMを操作している人などに声をかけ、被害を未然に防止してきた。一方でカード交付型は若い犯人がATMから引き出すため、1件当たりの被害額は低くなっているものの一般の利用者との区別が困難だという。

「カード渡さないで」

 実際のケースでは、百貨店などを騙る犯人から「あなたのクレジットカードを使おうとしている人がいる」との連絡があり、架空の金融協会から「警察が向かうので、本物のカードを預けてください」と伝えられるという。その後、私服警察官を装った犯人がカードを受け取りに訪れ、「暗証番号も必要なので」と聞き出すという。

 栄警察署の担当者は「カードを警察が預かることはまずない。見知らぬ人にカードや暗証番号を渡さないことはもちろん、詐欺に対しては思い込みをせず、確認することも必要」と注意を呼びかけている。

 また港南警察署の担当者も「詐欺の電話があったとの報告は毎日寄せられている。それを氷山の一角とみると、相当数の電話がかかってきているということ」と警鐘を鳴らす。

港南区・栄区版のトップニュース最新6

名所復活へ桜2本植樹

栄土木事務所

名所復活へ桜2本植樹

本郷台小児童ら協力

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

初のソロアルバムを発売

笹下中出身ラッパー

初のソロアルバムを発売

Mummy-Dさん「上大岡は原点」

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月21日

初の焼きそば大会

港南区商連

初の焼きそば大会

16日(土)11時上永谷駅前で

3月14日

子宮頸がん対策に新検診

横浜市

子宮頸がん対策に新検診

HPV検査導入へ

3月14日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook