横浜市は22日、悪臭や騒音といった生活環境に関する苦情相談の2016年度の状況を明らかにした。苦情相談は全体で2498件と前年比38件の減少だったが、水質汚濁に関するものは前年比33件増の119件にのぼった。
市は環境創造局内に公害苦情相談窓口を設置しており、市民からの苦情相談に対応している。相談で最も多いのは騒音に関するもので、16年度は346件(前年比56件減)だった。内訳をみると、建設作業に伴うものが134件と騒音全体の4割を占めている。
半数以上が河川の着色
全体的に減少しているなか、今回唯一増加しているのが「水質汚濁」に関する苦情だ。過去5年で最多の件数となり、河川の白濁など着色等に伴う苦情が65件と半数以上を占めた。環境創造局では、通報を受けた際には土木事務所等と連携して迅速に原因調査を行うとしている。
一方、最も減少幅が大きかったのが悪臭に関するもので前年比64件減の280件。内訳では屋外燃焼(野焼き)に伴う臭いの苦情が6割を占める167件だったが、前年比では46件減少している。
このほか、振動に関する苦情では、建設作業に伴うものが86件で全体の約7割にのぼり、大気汚染に関するものでは、屋外燃焼に伴うばい煙の苦情が約6割となっている。
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