港南区・栄区版 掲載号:2017年6月29日号 エリアトップへ

地域作業所を運営するNPO法人「F&H」の理事長として、地域に活動を発信する 磯田 巧さん 港南区芹が谷在住 68歳

掲載号:2017年6月29日号

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一生懸命に知恵出して

 ○…「フラワーロード」(芹が谷)と「Honey Bee」(港南)の2つの地域作業所を運営するNPO法人「F&H」。その活動を知ったのは9年前。近所の住民から作業所の存在を聞き、一住民としての興味から「行ってみようか」と出向いた。エコたわしづくりに励む明るい利用者の姿を見て「何かお手伝いしたい」と思い、職員に申し出た。以来、送迎や作業などをサポートするように。6年前、NPO化に伴って理事長に就任。現在は週3日、定期的に通っている。

 ○…結婚を機に港南区芹が谷へ。現役時代から地域活動に積極的に携わってきた。青少年指導員は28年間携わったほか、東芹が谷ジュニアフェニックスのコーチも務めた。現在では芹が谷地区少年野球の会と東芹が谷町内会の会長も務める。「お節介焼きは親父の背中を見て身に付けたもの」と笑う。退職後は「これから地域活動に専念できる」と意気込み、ホームヘルパーの資格を取得。作業所での活動にも役立てている。

 ○…「作業所でいただくものが沢山ある」と微笑む。悩みがあっても、利用者の元気な声で前向きになれる。「日々の挨拶がコミュニケーション。困っていたら相手は相談してくる。その時に手を貸す」という姿勢を大切にする。「作業所の存在を地域にもっと発信するのが私の仕事。利用者たちの自立に向けた育成を少しでも手伝いたい」。存在を発信することで、作業所へのニーズを掘り起こす必要性を感じている。

 ○…週1日は孫と過ごし、週末はシニアの野球チームの活動を楽しむ。「ずっと好きなことをさせてもらっているけれど、干渉しない妻に感謝」としみじみ。家族の存在はエネルギーの源だ。「『中途半端だと愚痴が出る。一生懸命だと知恵が出る』とかつて地域の先輩に教わった。ボランティアのことを、これからももっと勉強して深めたい」。あくなき向上心で人と自分のために体をフル回転させる。

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