港南区上永谷の「日本三躰 永谷天満宮」(川辺浩司宮司)で先月30日、「夏越の大祓」が行われた。
これは「年越の大祓」と並ぶ日本古来の神事。邪気を祓う力があるとされる茅萱(ちがや)で作られた「茅の輪」をくぐることで、半年間に身に付けた罪や穢れを祓い、残り半年間を心清らかに過ごせるよう祈るもの。
茅の輪は、神社裏にある天神山の茅萱を用いて氏子会が製作した。当日は地域住民など約250人が参列し、厳かな雰囲気の中で神事が進められた。神職に倣い、参列者は予め配布された切麻と人形で全身をなでて身体を清めた後、列を作り、「蘇民将来」と唱えながら茅の輪を8の字にくぐり抜けた。
川辺宮司は「夏越の大祓は、常に清浄であろうとする日本人の心の表れ。残り半年間を心穏やかに過ごしてほしい」と参列者に話していた。
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