22日に投開票された衆院選は、神奈川2区(港南区・南区・西区)で自民党の前職・菅義偉氏が8回連続の当選を決めた。神奈川4区(栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)は立憲民主党の新人・早稲田夕季氏が初当選し、自民党の前職・山本朋広氏が比例で復活当選した。背水の陣の無所属で出馬した前職の浅尾慶一郎氏は議席を獲得することができなかった。
神奈川2区の菅氏は約12万3千票を獲得し、約4万7千票で次点の立憲民主党の高橋野枝氏ら新人3人を大差で退けた。菅氏は官房長官としての公務もあり、選挙期間中に選挙区内で活動したのは19日の1日のみ。地元の市議や県議らが街頭で支持を訴えた。
南区内の選挙事務所で妻の真理子さんは「本人が不在の中、皆さんが応援してくれた結果」と述べた。林文子市長も駆けつけ「官房長官としての実績が認められた結果だと思う。アベノミクスの推進に期待したい」と語った。
4区の選挙区を制した早稲田氏は民進党の前県議。「(希望の党の)排除の論理と独裁的な手法について危機感を感じる」と立憲民主党へ入党。山本、浅尾の両氏が保守票を奪い合う中、立憲民主党への追い風に乗り、初当選を果たした。
早稲田氏は「枝野さんの『政治の信頼を取り戻したい』という力強いメッセージが皆さんに届いたのではないか。民主党が期待を裏切ったことを繰り返さないために、政策を実現する具体的な道筋を作っていきたい」と意気込みを見せた。
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>