放射線医学の専門家で日本経済新聞の連載でも知られる、東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一さんが先月27日、栄公会堂で開かれた健康講座の講師として登場し、「がんを知ることの大切さ」を訴えた。100人を超える聴講者が熱心に耳を傾けた。講座を主催したのは栄区を中心に活動する市民グループ「健康づくりサポーターズ」(柴田尚一代表)。
中川さんは「がん社会を診る」と題して講演。がんの原因は生活習慣が3分2で遺伝によるものは5%と解説し、生活習慣の重要性を呼びかけた。また外科手術や抗がん剤治療のほか、専門の放射線治療の解説もあった。
講演前には、がん撲滅横浜市会議員連盟会長の田野井一雄市議があいさつに立ち、がんを患った家族と向き合ってきた体験談や横浜市の取組への思いを語った。
参加者からは「知っているつもりでも知らないことが多く驚いた」「今後もがん検診を継続的に受診しようと思う」「がんの知識を学ぶことの大切さを再認識した」といった感想が寄せられた。
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