横浜市消防局は先月12日、2017年の火災・救急概況の速報値を発表した。救急件数、搬送人員とも過去最多を更新した。
救急出場件数は19万3412件で過去最多だった前年を5921件上回り、搬送人員は16万8518人で前年を4704人上回った。1日あたりの平均出場件数は530件で前年と比べて18件増加した。2分43秒に1回、救急車が出場したことになる。
区別にみると、人口10万人あたりの出場件数は、中区が1万381件で最も多く、最も少ない青葉区の3620件と比べて2・8倍以上あり、地域間で大きな格差があった。港南区は5283件、栄区は4702件だった。
傷病程度別にみると、軽症は8万3787人で全体の49・7%となり、初めて半数以下となった。中等症は40・0%の6万7477人で、重症以上は10・2%の1万7242人だった。中等症の増加傾向が顕著となった。
また火災件数も増加し、特に放火による火災が増加した。住宅内でのこんろ火災は過去10年間で最も少なかった。
2017年の火災件数は854件で前年よりも100件増加。08年の1086件からここ10年で減少傾向を示していたものの、2年連続で増加となった。
出火の原因は「放火(疑い含む)」が最も多く、266件で前年よりも59件増加した。次いで「たばこ」が122件、「こんろ」が75件、「電気機器」が45件、「ストーブ」が30件だった。
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