港南区・栄区版 掲載号:2018年3月1日号 エリアトップへ

港南歴史協議会のメンバーとして神話、神社についての講演を続ける 遠藤 吉隆さん 港南区日野在住 81歳

掲載号:2018年3月1日号

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きえゆく「神様」を今一度

 ○…定年退職後から15年間、早稲田大学のオープンカレッジで全3巻の「古事記」についてじっくり学びながら、それを生かして港南区内を中心に「神様」に関わる講演を続けてきた。「他の宗教では全知全能の神という存在を前提にしているけれど、日本は八百万の神様がさまざまに役割分担をしている。会議が好きな日本人っぽいよね」。日本文化のルーツの魅力を伝え広めている。

 ○…「古事記は歴史書ではなくて、小説みたいな物語」――。だが、最近の考古学ではその内容の一部が史実だった可能性が出てきているという。そんなところに惹かれて足を踏み入れると、興味は数珠つなぎで広がり、現在の関心事は「年中行事」だという。「初詣」も実は江戸時代からの風習だと指摘し、「お正月には神様の方が各家庭にやってきていた。『鏡餅』はその際の神様の居場所だから、ちゃんとしないと」と話題は尽きない。一方で、古事記や年中行事について知らない人が多いことを危惧する。「神様が消えかかってしまっているということ。しっかり伝えていかないと」

 ○…静岡市出身で、会社員時代は総合電機メーカーの技術者として40年間勤めた。ある時、大船の研究所の裏道と、埼玉県内の工場近くの道が同じ「鎌倉道」だと知ったのが歴史に関心を強めたきっかけだった。以来、九州各地の神社を巡ったり、神無月に出雲大社を訪れたりした。「物語を辿って神社を巡ってみると、旅の楽しみもまた一味違ったものになる」

 ○…自宅マンションは眺望を気に入って購入を決めたが、実はその前面道路はかつての武蔵国・相模国のちょうど「国境」に当たる。「住民でも知っている人は少ないけれど、地元への関心につながったらいい」。情報は街歩きもしながら集めている。「神社の配置を見ると、このあたりは房総半島の文化圏だったのではないか」。仮説を検証する楽しみは尽きない。

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