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藤井慶太院長が語る【5】 栄小磯診療所 「患者の求める治療を」
「こんな症状があるけど、どの診療科に行ったらいいの？」と迷った時、気軽に相談できる「かかりつけ医」がいると心強い。栄区笠間にある「栄小磯診療所」の藤井慶太院長は、「医療ガイドラインはあるので、初期治療はどの診療科に行ってもほとんど変わりません。
悩むより、気軽に相談してほしい」と話す。かかりつけ医は持病や生活習慣、家族などを把握しているため、より総合的な診察が可能となる。「その上で、専門科の診察が必要と判断すれば、すぐに必要な科につなげますので、ご安心を」。大学病院の外科医という経歴を持ち、守備範囲も広い藤井院長。その話しやすい人柄で、近隣病院や開業医院と連携体制を築き、地域全体で患者を支える。
藤井院長のモットーは、「一人一人と向き合う治療」。患者の求めていることは何かを聞きだし、治療方針とする。「例えば、訪問診療の末期がん患者さまでしたら、その方の”人生の価値観”を尊重します。答えは一つではありません」と優しく微笑む。無駄な検査をしないのも藤井院長の信念から。「検査結果がどうであれ、治療が変わらない場合も多々ありますから」。「地元に頼られる存在」を目指し、まい進する。
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