港南区・栄区版 掲載号:2018年4月12日号
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NPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会の理事でコンサートの開催に取り組む 前園久美子さん 磯子区在住 62歳

夢に向かって一心に

 ○…「定位置で定期的に開くことが大切。地元の人たちの応援がありがたい」。3月21日に港南区のひまわりの郷ホールで開いたピアノコンサートは5回目。自閉症や知的障害、聴覚障害などの演奏者15人、2組が出演し、日頃の成果を披露した。同様のコンサートを戸塚区や磯子区でも開いている。「出演者も指導者も夢に向かって一心になってめざしている場。多くに人に知ってほしい」

 ○…自宅でピアノ教室を開き、指導歴は40年以上。障害者と向き合うきっかけは、10年ほど前の「心が疲れている女児」との出会い。「どうしても心を開いてくれない」と悩み、NPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会を頼った。メンバーと手さぐりで取り組んだ結果、「一部に障害があるだけで、ほかは何も変わらない。その障害で何がわかりにくいのか、どうやって音楽を楽しめるのか」とコミュニケーションに重点を置いた。

 ○…福島県白河市出身。音楽好きの母親の影響で6歳からオルガン教室に通いはじめた。高校生の時はピアノのレッスンで週に1度は東京へ通い、武蔵野音楽大学ピアノ専攻に進学。「ピアノの魅力は曲が多いこと。ショパンもモーツァルトもあり、色々な作曲家がいるから」と微笑む。最近は羽生結弦選手の影響もあり、ショパンのバラードがお気に入り。

 ○…しとやかな口調に柔和な微笑み。ただ、自分では「大雑把な性格」と分析する。「なるようになれ、と思い向き合っている。後ろは見ない」。活動をピアノだけでなく、様々な楽器にも広げようと、同研究会が中心となり、新たに「全日本障害者音楽連盟」を立ち上げた。「東京オリンピック・パラリンピックの20年にみなといらいのホールでコンサートを開きたい」と前を向くだけだ。

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