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港南区・栄区版 公開:2018年5月3日 エリアトップへ

無償でおもちゃ修理18年 年間100日以上の活動

文化

公開:2018年5月3日

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毎週土曜日に桂山公園・ロッキーに集まる「栄おもちゃの病院」のメンバー
毎週土曜日に桂山公園・ロッキーに集まる「栄おもちゃの病院」のメンバー

 栄区内や港南区内の地域ケアプラザなどで壊れたおもちゃの修理を行っているボランティア団体「栄おもちゃの病院」(阿部覺代表)。毎週土曜日には桂山公園こどもログハウス「ロッキー」にメンバーが集まり、修理や情報交換などを続けて18年になる。

 「病院」が週に1度開かれているロッキーに入ると、作業台にずらりと工具が並ぶ。精密ドライバーやドリル、はんだごてのほか、加工を施した自作の工具などもある。

 代表の阿部さん(75)は「だいたいが百円均一の店で手に入るもの。工夫次第で活用できるものが多いんだよ」と話す。

 子どもたちに人気の鉄道玩具「プラレール」をはじめ、最も多い故障は乾電池ボックスの不良。乾電池を入れたまま長時間放置し、液漏れにより故障を引き起こすケースが大半だという。「乾電池の正しい知識があれば防げる故障はかなり多い」と阿部さんは指摘する。

 修理は原則として無償で、部品交換のみ実費で引き受けている。ロッキーのほかに中野、笠間、日下(港南区)の地域ケアプラザでも定期的に活動を続け、年間活動日数は100日を超す。昨年1年間で直したおもちゃは約500個にのぼる。

 やりがいはおもちゃを持ち込んだ親子が、直ったおもちゃを手にして喜んで帰っていく姿だという。「子どもはもちろんだけど、直るとお母さんがすごく喜んでくれる」と阿部さん。

できることを無理なく

 現在のメンバーは70代を中心とした14人で、教員や銀行員、自衛官など経歴はさまざま。和気あいあいとした雰囲気で活動を続けられているのは、「当番もなく、自由に参加したりしなかったりという体制が気楽で続けられている。ただ集まって勉強会みたいに話をするのも楽しい」と話す。

 栄おもちゃの病院では、修理を担うメンバーも随時募集しているという。活動日など問い合わせは阿部さん(【携帯電話】090・9395・4884)へ。

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