この春から横浜市幼稚園協会の港南支部長を務める 安部 奈穂さん 港南区芹が谷在住
いつも謙虚に自分らしく
○…港南区内の幼稚園13園が加盟する横浜市幼稚園協会・港南支部。1つの園では難しいような研修を実施し、相互の情報交換などにも取り組む。今春から園を代表して参加すると、早くも支部長を担うことに。「分からないことばかりで先生方に教わりながら役割を全うしたい。地域の子どもたち、お父さんお母さんたちのためにできることを考える場にしていけたら」
○…父・富士男さんが創立し、長年けん引してきた安部幼稚園(芹が谷)で長年副園長を務めてきた。理事長に就いたのは昨年のことで、環境の変化は目まぐるしい。尊敬する父の存在の大きさに重圧を感じながらも、「子どもたちやその父母をはじめとする、関係者みんなの支えが励み」と一歩ずつ歩みを進めている。
○…幼い頃から幼稚園の先生に憧れた。それは立ち上げたばかりの園の運営に奔走する父を「早く手伝ってあげたい」との思いからだった。その後、早稲田大学教育学部に進み、中学校の教員免許も取得したが、当時は「荒れる中学生」が社会問題となっていた。「どうして子どもたちはこんなにイライラしているのだろう」との疑問が、幼児教育の道へと向かうきっかけとなった。「そのまま、幼い子どもたちの『何ともいえないかわいさ』からすっかり離れられなくなっちゃって」
○…心がけているのは謙虚であること。「先生と呼ばれる職業は『怖い』ものだから」。自身を心配性だとも評するが、園内を駆け回る姿はエネルギーに溢れている。最近は子どもたちと直接ふれあう時間も減ってしまったが、常に頭にあるのは子どもたちの健やかな成長だ。幼稚園協会も、それぞれ理念は違えど、子育てに志をもつメンバーの集まりだ。地域全体として子育てのしやすい町へと連携を図っていく。
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