栄区が安全・安心なまちづくりを目指して取り組みを続ける「セーフコミュニティ」(SC)活動で15日から3日間、海外の審査員による審査が実施され、「再認証」の内定を受けた。認証を受けた2013年から住民と行政の連携により課題解決の取り組みを継続したことが高く評価された。
事故やけがの予防を通じて安全・安心なまちづくりをめざす「セーフコミュニティ」活動は、世界保健機関(WHO)が審査をした上で認証しているもの。住民と行政が一体となり、事故やけがの原因、予防策を具体的なデータをもとに分析、検討することが必要とされ、栄区はその取り組みが評価されて2013年10月に行政区として国内で初めて認証を取得した。
5年を経過する今年は再認証の手続きが必要となっていた。現地審査は海外から審査員を招き、栄区役所などを会場に15日から3日間の日程で行われた。「こども安全対策」「児童虐待予防対策」「高齢者安全対策」など分科会ごとに取り組みを報告し、また最終日の17日には豊田小学校で行われた地域防災拠点の防災訓練の見学も行われた。
活動の分かりやすさモチベーションに
審査終了後、栄区は審査員から「常に振り返りを行いながら、何をすべきか明らかにして取り組んでいる」「地域と行政が主体性をもって双方向に活動している」「一般区民が取り組みやすいように工夫がなされている」との評価を受け、再認証の内定通知を受けた。これを受け、栄区では10月に栄公会堂で再認証式典を開く予定だという。
栄区セーフコミュニティ推進協議会の会長を務める栄区の小山内いづ美区長は「数値など具体的な根拠をもって課題を認識し、対策を議論するという方法は、すべきことが明確になり、モチベーションにもつながっている。セーフコミュニティを通じ、区全体に連携し合う機運が高まっていると感じる」と話した。
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