栄区で活動する劇団の公演を山形県で――。栄区と友好交流関係にある山形県高畠町の高畠町文化ホールまほらで8月5日、劇団「ぽかぽか」が初公演を行う。上演作品は同町出身の童話作家・浜田広介さんの「泣いた赤鬼」がモチーフとなっている。
栄区は昨年11月、職員の人事交流や栄区民まつりへの名産品ブース出展をきっかけに山形県高畠町と友好交流宣言を発表した。それを受け、栄区役所が同劇団に打診し、今回の友好交流記念作品「ポロニとムキ物語」がつくられた。
同作品は「泣いた赤鬼」をモチーフに、自然との共存や友情をテーマとしたものに仕上げた。台本を手がけた同劇団の木暮寿子代表は作品づくりにあたって同町を訪れ、「町全体が浜田広介さんを誇りに思っているのを感じた。地元の人から聞いた話や自然の中に感じたことも作品に大きく影響している」と制作過程を振り返る。また今回の高畠町公演の実現にあたり、「栄区、高畠町、ぽかぽかの3者が同じ方を向いている。それが大きなエネルギーになっていると感じる」と手応えを語る。
14日と15日には栄公会堂で同作品が上演され、2日間計4公演で延べ約1600人が演技や歌を楽しんだ。これまで小さな子ども連れでも楽しめる舞台にこだわってきた同劇団の公演とあって、会場には幼児を連れた親子も多く見られた。
観劇した高畠町の担当者は「これだけの人のエネルギーを感じる機会はなかなかない。町の皆に見せられるのが楽しみ。横浜の人にも高畠に足を運ぶきっかけにしてもらえたら」と話した。
高畠町文化ホールまほらでの公演は午後1時開演。公演の問い合わせは木暮さん(【携帯電話】090・6167・0646)へ。
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