港南区上大岡西の上大岡総鎮守「鹿嶋神社」(松本小寿恵宮司)の新たな鳥居が完成し、8日に竣工式が行われた。地元の人たちが式に参列し、鳥居の完成を祝った。
旧鳥居が1895(明治28)年に建立されて以来123年ぶりの再建となる。東日本大震災の影響で亀裂が入ったため、安全面を考慮し、総代世話人のメンバーらが再建に踏み切った。
作業は今年6月から始まった。作業中には、別の場所から地中に埋もれていた鳥居の礎のようなものが発見された。推測では江戸時代以前に建てられた鳥居のものではないかという。
200年先まで
総代の福嶋浩之さんは「新しい鳥居が無事に完成して感無量。この鳥居が200年先までの町の人たちを見守ってくれれば」と話し、松本宮司は「800人以上のまごころがあって達成できた。地域の方から親しまれている神社であることを改めて実感した」と微笑んだ。工事を請け負った間辺工務店(磯子区)の間辺昭夫取締役は「地域の方からの思いがこもったものだからこそ、その意に沿えるようにと作業を進めた」と話した。
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