神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2018年8月23日 エリアトップへ

ハマ弁 刷新で喫食率向上なるか 当日注文の試行実施も

教育

公開:2018年8月23日

  • LINE
  • hatena

 市立中学校で提供しているハマ弁(配達弁当)の喫食率向上を目指し、横浜市教育委員会は8月下旬から順次リニューアルを開始する。メニューの充実に加え、要望が多かった当日注文も11校で試行実施する。

 ハマ弁は様々な要因で弁当を持参できない生徒がいることから、昼食の充実を目指して2017年1月から全145校でスタート。当初から喫食率は低迷し、今年4月には「ごはん・おかず・汁物・牛乳」のセットを470円から340円に値下げするなど利用促進策を実施した。しかし、7月は喫食率2・2%にとどまり、今年度目標の10%には遠く及んでいない。

 この状況を踏まえ、市教委は夏休み明けの8月27日からハマ弁を刷新。従来はA(肉)とB(魚)の選択制だったが、1種類にまとめ、メニューに幅を持たせられるように変更。ハンバーガーなどの新メニューのほか、10月以降は企業とコラボレーションした特別メニューも提供するという。

 ただし、メニューの改善は今までも随時実施しており、市教委も生徒や保護者向けの試食会ではおいしいとの評価が多いと話す。メニュー自体が低迷する要因ではないとみられ、保護者側からは最短7日前までに注文しなければならないなど使い勝手の悪さを指摘されている。市教委もそうした声は把握しており、9月から11月末まで市内11のモニター校で当日注文の試行を決めた。試行期間後に拡大実施について判断していくという。

 一方、ハマ弁は事業の趣旨からも数が足りなくなることは許されず、当日注文を実施する場合は弁当数に余裕を持って調理しなければならない。食品ロス削減が社会的に叫ばれる中、従来はほとんど出なかった調理後の廃棄分が発生するなどの課題もある。また、今後当日注文の実施校が拡大した場合は、ロス分の費用は市税によって賄われる可能性もあるという。

 市教委はリニューアルに際し、「さらにおいしく利用しやすいハマ弁を目指していく」としている。

港南区・栄区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

67地点で上昇

港南・栄区公示地価

67地点で上昇

宅地最高値は大久保1丁目

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook