栄区の豊田地区で毎年秋に開かれている「豊田みのりの集い」は、独り暮らしの高齢者が外出するきっかけになればと、豊田地区社会福祉協議会(堀田賢一会長)が中心となり続けている。29回目の今年は10日に飯島小学校で開かれ、75歳以上の独居高齢者を招待し、約400人が参加した。
オール豊田で
「栄区の歴史と同じくらい前から、この催しも続いている」と堀田会長。恒例行事となっており、民生委員児童委員が芋煮をつくり、、それを運ぶのは飯島小学校の児童たち。配膳が済むと、児童たちは参加者と話しながら食事を楽しみ、食後には折り紙などで交流する時間も設けられた。ステージでは飯島中学校吹奏楽部が演奏を披露したほか、防犯指導員が寸劇を通じて振り込め詐欺の被害防止を呼びかけた。
この催しでは近隣企業や施設の協力で、4台のマイクロバスを使った送迎もしている。豊田地区連合町内会自治会の磯崎保和会長は「アクセスは重要で、それも参加者が多い理由の1つ」とし、「『オール豊田』でのおもてなしが毎年続けられてきた。その積み重ねで、今では自然と多くの人が来てくれているのでは」と話した。
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