市会議員 たのい 一雄 市政報告 多文化共生時代の施策づくりへ豪州2大都市を視察
政府が外国人労働者の受け入れ拡大を打ち出す中、横浜市でも多文化共生に対応する施策づくりが必要です。市会国際・経済・港湾委員会委員として10月28日から11月1日まで多文化主義政策をとるオーストラリアのメルボルンとシドニーを視察しました。
オーストラリアは毎年19万人近い移民を受け入れ、18年8月末で人口2500万人に上ります。国外で出生した人は人口の約28・5%を占める状況です。
人口増加を背景に経済発展し、91年から108四半期連続で景気後退することなく、成長し続けて世界最長記録を更新中です。天然資源や観光資源が牽引してきましたが、近年は起業や産学連携、国際連携を強化する経済のイノベーションへと舵を切ったことが注目されます。
オーストラリアの多文化主義政策は移民の定住支援のほか、文化の多様性を包摂する社会づくりに鍵があることもわかりました。国民がそれぞれの言語や宗教を認め合い、大切にしながら生活しています。また連邦政府、州、地方自治体の各行政が役割を分担しながら生活サービス提供していることも大きな特徴です。
メルボルンもシドニーも観光だけでなく、「住みたい都市」として知られています。水辺を生かした空間が大きな魅力で広場や歩行者道などの広い公共空間があります。そこでは賑わいや憩いが生まれ、都市生活のクオリティを高めています。
横浜経済の発展へ
2020年の東京五輪をはじめ、これからの数年間は横浜市内で国際的なイベントが目白押しです。国際都市として横浜は今、大きなチャンスを迎えています。これを契機に私はかねてから山下ふ頭の再開発の一環として様々な国際的な催しやスポーツ大会が開催できる「イベントロード」の整備を提言してきました。
横浜には今、多くの外国人が訪れていますが、通過するだけでは経済効果につながりません。今回の視察を生かし、横浜のさらなる経済発展に向けた施策づくりに取り組んでいきます。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
FAX:045-843-5024
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