つのだ宏子の介護日記【2】 意見広告 医療・介護職育成のために 自民党栄区第1支部 支部長 つのだ宏子
25年ほど前、私は在宅高齢者介護ボランティアグループ「さかえ福祉まごころの会」を設立しました。これから急速に高齢化が進んでいく、と言われ始めた時期で、そのことに危機感を覚えたのが活動のきっかけでした。
当時は介護保険制度がまだない中でしたが、お年寄りのもとへヘルパーさんや家事をサポートする人のコーディネートなどに携わっていました。今よりも家の中に友人・知人以外の他人を入れること自体に強い抵抗感があったように思います。
現在では、ご本人もご家族も、医師や看護師さん、ヘルパーさんといった人たちの訪問を切望している状況があります。
支える側の環境も
母の介護は突然始まりましたが、そんななかで専門の技術や知識をもつケアマネジャーさんや医療従事者の方々の存在がどれだけ大きかったか。栄区の高齢化率は30・6%と市内トップで、ご自宅で暮らしている65歳以上の人は3万6973人にのぼり(もっとも要介護認定者は市内で最も低い15・9%)、一方で介護計画を策定するケアマネジャーは191人。各地域で、安定的かつ持続性のある介護・医療サービスを確保するためには、そこに携わる専門職の育成が不可欠です。
行政が担うべき役割と民間事業者に期待される役割の見直しはもちろん、事業所運営者やそこで働く人の労働環境整備に取り組む必要があり、それはひいては私たちの地域の安心感を育むことに密接に関わります。支え合う「絆」を必要とする今の時代の喫緊の問題です。
つのだ宏子
横浜市栄区公田町514-2F
TEL:045-894-9956
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