日本共産党 横浜市会議員 みわ智恵美 市政報告 野庭中学校を廃校にして地域の再生ができるのか
先月28日から始まった横浜市会の平成31年第1回定例会で8日、日本共産党を代表して議案関連質問を行いました。
団地再生に不可欠
大規模団地開発によって港南区の野庭団地に設置された野庭中学校は、かつて生徒数1400人を超す大規模校でした。近年、市営住宅における高齢化が進んだことで子どもの数が減り、現在は各学年と特別支援級2学級の学校です。今後も減少が見込まれている中で隣の丸山台中学校との統合案が示されていますが、現役世代も呼び込むとしてこれから始まる市営住宅の団地再生に当たって中学校は不可欠ではないでしょうか。
少なくとも、校舎や体育館などはスポーツをはじめとする地域活動の拠点として活用する方向性が望ましいと思います。
その旨を林市長に質問したところ、「さまざまな視点を持って総合的に検討していきます」という曖昧な答弁でした。
地域防災拠点に
また現在、野庭中学校は地域防災拠点ですから、閉校後も引き続き機能を維持すべきではないかと問いました。
これに対しては、売却も視野に入れつつ「学校が再利用される場合には」拠点としての指定を続けるとしました。地域防災の要として、引き続き防災拠点として活用できるよう求めます。
セーフティネットを
環境上の理由や経済的な理由により家庭生活が困難な高齢者の入居施設「養護老人ホーム」(「特養」とは異なります)の定員は現在市内で548人ですが、次期の事業計画では50人減の498人とされています。これは保土ケ谷区の「横浜市恵風ホーム」の廃止によるものですが、高齢化が進展して独居高齢者も増える中、セーフティネットとしての公立施設を廃止することは公的責任の放棄で認められません。
恵風ホームの取り壊しは老朽化でやむを得ないにしても、跡地に高齢者の入所施設を整備すべきと訴えました。林市長は「今の方針を変えるということはない」との冷淡な姿勢を示しました。
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