港南台中央公園で17日と18日の2日間にわたり開かれた「港南台夏祭り」の会場に、一風変わったテントが設けられた。港南台第一中学校の卒業生による「一中OB会」(安藤佳之代表)のブースで、祭りへの参加は昨年に続いて2回目。メンバーの1人、後藤雅彦さん(12期生/49歳)は「まちも高齢化して、夏祭りに『帰ってくる』人が増えた。そんな同級生の故郷として、交流の場になれば」と思いを語る。
「あ、ほら見てみて。このジャージだよ。懐かしいなぁ」――。ブースには過去の一中のジャージが展示され、それをきっかけに話を弾ませる光景も見られた。また同中は今年で創立45周年を迎え、2代でブースに足を運んだ親子の姿もあった。2日間で約100人の関係者がブースに立ち寄って交流を深めた。
OB会が発足したのは昨年。地元で働く人も多く、今年の春には卒業生が働く店や施設を紹介するマップも作成した。「実はあの人も、というのはまだまだある。それを知って現役生にも親しんでもらえたらうれしい」と後藤さんは思いを語る。
さらに今年の夏祭りでは、現役の中学生も巻き込んだ。オリジナルのうちわ1000枚を作って配布し、祭りの中でもPRに力を入れた。うちわのイラストを手がけた岩田和佳さん(3年)は「大人になっても一中のことを思っている人が多いのはすごい。自分たちもそうあれたら」と話した。
後藤さんは「ふるさと愛の醸成や、若い世代の地域参加のきっかけにもつながるといい。来年以降も続けたい」と話した。
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