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港南区・栄区版 公開:2019年10月10日 エリアトップへ

9月5日付で神奈川県警察学校長に着任した 鑓溝(やりみぞ) 裕也さん 栄区在勤 58歳

公開:2019年10月10日

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情熱と探求心を育てる

 ○…栄区桂町の神奈川県警察学校に9月5日付けで学校長として着任した。警察学校は警察官として現場に出る前に教育や訓練を受ける場だ。警察官は市民だけではなく、自分の身も危険から守らなければならない。警察学校は教育機関ではあるが、入校生は警察官の第一歩を歩き始めている。生活や訓練のなかでも事件や事故の啓発ポスターなどを貼るなど、「常に現場の『におい』を出すことが大切」と話す。

 ○…学生や指導にあたる職員に望むことは「探求心を育てること」。警察活動は物事の真実や真相を究明することが不可欠だ。「カリキュラムも大切だが、職員個々の経験を言葉にして伝えることで熱意あふれる警察官が育ってくれれば」

 ○…西区出身。子どもの頃、小銭を拾って友人と交番に届けた時に優しく対応してもらえたことが警察官に憧れを持つきっかけになった。また、叔父を交通事故で亡くし、悲しみに暮れる父の姿を見て「不幸な人を減らしたい」と警察官を志した。巡査部長の時に勤務していた栄署で初めて刑事となって以降、警視になってからは警察本部長秘書官や捜査第一課長などの刑事畑で経験を積んだ。捜査部門で経験した事件はどれも印象深いが、預金保険機構に出向し、「様々な職種の人と1つの仕事に打ち込んだことは物事を幅広く見る力がついた」と話す。

 ○…現在は妻と息子と実父の4人暮らし。これまでは単身赴任をすることも多く、「妻には負担をかけてしまったが、妻の支えで任務に打ち込めた」と感謝。愛読書は「鬼平犯科帳」。悪者を取り締まりながらも犯罪者や周囲に対する心遣いができる主人公は自身の理想像だという。「立場が変わってもおごらず、気負わず、怯まず」を信条に若手警察官と向き合う。

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