いたち川(天神橋〜新橋)水辺愛護会の代表を務める 村山 節男さん 小菅ケ谷在住 71歳
川から広がる交流の輪
○…栄区を流れるいたち川の清掃や除草活動を行うボランティア団体「いたち川(天神橋〜新橋)水辺愛護会」の代表を務める。多自然型川づくりのモデル河川ともなっているいたち川には多くの緑や魚、それを狙うカワセミなどが生息し、街の中にありながらも多くの自然が残っている。「会としても活発に活動できている。多くの人にきれいな川を見てもらえれば」と話す。
○…同愛護会は初代の代表が家族で川の清掃を始めたことがきっかけでボランティアの輪が広がった。現在は30人の会員が在籍する。川清掃が行われる第4日曜日には、近隣の住民や警察学校生など20人ほどが川の清掃に参加している。会員も高齢化してきていることから「若い人たちが参加してくれることはとても頼もしい」と笑顔をみせる。
○…新潟県出身。大学では産業デザインを学び、卒業後は文具メーカーでデザインの仕事に従事した。栄区には36歳の時に移り住んだ。いたち川と自宅が近かったことや、子どもたちが河原に降りて遊んでいたことをきっかけに愛護会へ参加するようになった。清掃中に見つけた魚や植物を覚えるのも楽しみの一つという。昔は子どもたちが川遊びをしていたが今では水の事故などもあり見かけなくなったという「仕方がないけど寂しいね」とつぶやく。
○…会員同士の交流も多く、BBQや芋煮会などを開催して親睦を深めている。自身もカラオケを楽しんだり落語を聞いたりと趣味は多く、「気心の知れた人たちとの交流は楽しくいろんな用事を作って外出するようにしている」という。「『ご苦労様』の言葉が励みになる。体力の続く限り清掃に参加したい」と語り、自然あふれるいたち川を守り続ける。
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