神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2019年12月12日 エリアトップへ

市消防局が制作した火災予防絵本の原作者で、予防部長の 名取 正暁さん 保土ケ谷区在住 57歳

公開:2019年12月12日

  • LINE
  • hatena

斬新な発想をかたちに

 ○…火災現場では、少し前までそこにあったはずの温かい生活が思い起こされ、胸を痛めてきた。「注意すれば防げる火災も多い」との思いで、次世代を担う子どもたちに防災の大切さを訴える絵本の原作を書き上げた。日頃から訴えることで救われる命がある―。東日本大震災の際に津波被害を受けつつも多くの子どもが無事だった「釜石の奇跡」の話で実感した教訓だ。「絵本は世代を超えて残るもの。就学前から伝えたら、その子が大人になった時にも心に残るのでは」

 ○…消防職員だった父に影響を受け、22歳で入庁。現場をはじめ、消防学校の教官、企画課など様々な職務に従事してきた。中でも開発途中だったみなとみらい21の都市計画や、市民の安全を守るため新たな発想で取り組んだ経験は、様々な切り口から考える姿勢を育んだ。「もしかしたら仕事で培ったものが、絵本のイメージを膨らませる発想の原点になったのかもしれないね」と笑う。

 ○…神奈川区出身の生粋のはまっ子で、三ツ沢公園のひょうたん池でザリガニ釣りや木登りをして遊ぶ活発な少年だった。中学生の時にギターの魅力に目覚めると、高校では軽音楽部に所属しバンドを結成。コンサートにも数々足を運び、伝説のロックバンド・クイーンやデビューしたてだったサザンオールスターズ、メジャーになる前のオフコースらの歌声に酔いしれる貴重な日々を過ごした。

 ○…趣味は一眼レフカメラでの写真撮影と、ウクレレ。自然の風景を撮るのが好きで、一年に一度は撮影のための旅行に赴き、息をのむような美しい情景をカメラに収める。「向き不向きより前向き」がモットー。消防人生の集大成に近づく今もなお、「最後までチャレンジ精神で臨みたい」

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

港南区・栄区版の人物風土記最新6

加藤 正基さん

栄消防団長に就任した

加藤 正基さん

栄区長尾台町在住 64歳

4月25日

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook