港南区の「上大岡総鎮守鹿嶋神社」で3日、的射・節分祭が開かれ、厄を払おうと境内には多くの地元住民が集まった。主催は総代世話人会。
的射は「鬼」と書かれた直径2メートルほどの的を担いで街中を練り歩き、邪気を集めた上で矢で射るという同神社の恒例行事。元禄時代から行われていたとされ、戦時中は一時中断したものの、1984年頃から再開されたという。
京急上大岡駅前で神事が行われた後、年男らが的を担いで威勢の良い掛け声とともに鹿嶋神社までの道のりを練り歩き、厄を集めた。
境内に鬼の的が持ち込まれると、地域住民のほか上大岡小学校5年生の児童らが次々と矢を放ち、見事に命中すると周囲からは歓声や拍手があがった。いくつもの矢が刺さった的には最終的に火が付けられ、訪れた人たちは燃え盛る炎を見ながら一年の無病息災を願っていた。
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