港南中学校バスケットボール部男子が1月11日から26日にかけて行われた県新人大会で準優勝に輝いた。1、2年生の新チームは攻撃力重視で勝負強さを見せた。
県新人大会は市内の各ブロック大会、市大会を勝ち上がった県内64校で争われる1、2年生の大会。港南中は市大会2位で県大会に進んだ。
県大会決勝で酒匂中(小田原市)に54対72で敗れたが、部長の田制優芽君(2年)は「骨折で出られないメンバーもいた中、皆で補い合い、仲間の大切さをより感じた」と大会を振り返る。
「1試合80得点」を
昨夏3年生が引退してスタートした新チームは部員27人中、2年生が18人と多い。顧問の宮崎智史教諭(29歳)は「できる子もできない子も皆仲が良いのがチームの良いところ」と評する。夏から「攻撃重視」を掲げ、攻撃の練習に多くの時間を費やしてきた。チームの方針は部員たち自身が決めており、具体的な目標としたのが「1試合80得点」という。「そうなると大敗したりはしないし、試合も面白くなる」と宮崎教諭は語る。
その言葉通り、港南中はブロック大会から県大会まで点を取り合うハイスコアゲームを競り勝ってきた。速攻主体で相手の守備が整う前にためらわずシュートを打つのが特徴で、テンポ良く大量得点を続けた。また相手にリードされる試合展開でも集中力を切らさず、粘って逆転勝ちする試合も少なくなかった。
残り1・1秒で1点差
今大会の中でも劇的だったのが県大会準決勝・西本郷中(栄区)との一戦。第3クオーター終了時点で15点リードの港南中だったが、最終第4クオーターで大量失点し、逆転を許してしまう。残り1・1秒で1点のビハインド。諦めずにブザーと同時に放った3点シュートが決まり、98対96で試合を終えた。
そんなチームの課題はやはり「守備」という。チームとして一対一を強化したいという田制君は「結局は負けて終わってしまったという悔しさがある。県内の強いチームと戦った経験を生かして、夏はもっと上を目指したい」と力を込めた。
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